こちらは博報堂の現役社員の方の本です。
「考具応用編」と書いてあるとおり
アイデア発想法の「考具」という本があって、
その続きのような感じもしますが、扱うテーマが違うので
これだけ読んでも大丈夫です。(もちろん「考具」も面白いです)

さて、タイトルにあるようにアイデア会議の仕方の本です。

アイデアの3つの種類

著者によるとアイデアは3つの種類があるそうです。

①「自分に出せたアイデア」
②「自分にも出せそうで……出せなかったアイデア」
③「自分にはまったく想像もつかなかったアイデア」

当たり前やん!って突っ込みが入りそうですが、
「心のつく漢字を書きだすゲーム」を実際にやってみた時に
4人や5人集まっても②のケース、知ってるはずの漢字が出てこなかったという話を聞くと
一人で考えるというのは自分自身のスペックも活かせないんじゃないかと思うわけです。
それなら、3人集って文殊の知恵という言葉に従って、助けを借りるのはマストでしょう。

アイデア会議で押さえておきたい3つのルール

実際のやり方にもたくさんの仕掛けがあるのですが、
柱になるのは3つのゴールデンルールです。
(詳しい内容が気になったらぜひ本を読んでみてください)

 ルール1 持ち寄る(手ぶら禁止)

 ルール2 発言と発言者を切り離す

 ルール3 選ぶ

どれも当たり前のようですが、
それをきちんとしようとすると気を付けるべき点が色々とあります。
その中でも特に「ルール2」の中の工夫は簡単かつ、効果はてきめんでした。

●アイデアは紙やホワイトボードに書いてしまう。
●向き合わずに同じ方向を(ホワイトボードなど)見る。

これくらいならすぐにできるんじゃないでしょうか。
実際に、相手に向かって話してるのではなくて、
常にアイデアに向き合って話している状態をキープできるといつもより
建設的に進みやすくなっているなというのが実感できました。

アイデアを戦わせるといういい方がありますが、
アイデア同士が戦うのであって、当人同士が戦ったらもはや場外乱闘ですもんね。

アイデアは質より量、気楽にいきましょう

アイデア出しは得意不得意はあるとは思いますが、
それぞれの視点が違うというだけで、違うチャンスが降りてくるものだと思います。

何よりアイデア出しのプロである著者でも
ヒット率は5%くらい、とのことなのので
素人がくだらないこと言っててもむしろ当然、くらいの気持ちで
まずはたくさんの視点を出せるようにするということが大事ってことなんでしょうね。

『会議 チームで考える「アイデア会議」考具応用編』 著:加藤昌治 CCCメディアハウス