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2020年10月5日12:00 [未来創り]
お客様コンサルタントの水野です。
所長、副所長と並んで毎月お打合せで月次の試算表を見ながらお打合せさせていただいております。弊社のスタイルは月次決算を進めながらそれに合わせてご説明もこまめにさせていただいております。
「決算の時だけ税金の金額を説明する」という事務所も多い中で、決算でもないのに何を話しているのかと思われるかもしれません。ただ、今のような急な環境の変化の中でこそ月次の試算表をきちんと締めていくことは大きな価値があります。
こうやって切り出すと「経営戦略」とか言い出しそうですけれど、社長様が決めるようなことに口を出すわけではありません。(求められれば別ですが、その業界について詳しいのは私共より社長様です)あくまで会計・税務の範囲内でも毎月見ていくことに意味があります。
現在、コロナでほとんどの業界が売り上げを落としています。この時にどれだけ資金に余裕を持つべきか。たとえば売上の3カ月分とか固定費の6カ月分とかいろいろな目安があります。とはいっても、落ちてしまった売り上げを基準に考えても毎月の支払に耐えられないかもしれません。そうなると固定費を基準に資金の目安を立てる必要があります。
では、自分の会社の固定費がいくらか、というとどのように把握できるでしょうか。
「いやー、売上が多い時は支払いも多くなるからなぁ」「そういや、この先月は車検をまとめてやってたんだっけ」「あー、去年は途中でリースが終わった分があるなぁ」
実際にはこのように出入りが色々ある中で、本当に必要な毎月のお金というのは見えにくくなってしまいます。毎月、どれくらい支払っているかというのは分かっていても、それが今後の基準になる金額とは限らないわけですね。
久米会計のお打合せではそのような突発的な経費をより分けながら、基準になる固定費を見えるように打合せをしています。そして、実際にそれを確認すると社長様のほうで「これを超えるだけの売上をあげよう」または「売上を上げるのは難しそうだから、削れるものはないか」とリアクションがあります。また、そのリアクションを受けて実際の数字に反映できているか。これを見るためにまた打合せをする。この繰り返しです。
長いお付き合いのお客様の中には「センセー、答え合わせに来たよ」とおっしゃる社長様もいらっしゃいます。経営の中での正解というのはやってみるまで分からないことが多いです。でも、それは答えがないというわけではありません。社長様のイメージに近い数字に動いたかどうかというのはこれもひとつの答えです。
環境が大きく変化する中で、やってみたらすぐ答え合わせできる環境というのは大事だと思います。久米会計のお打合せはその答え合わせのひとつとしてご活用いただけるようこれからも分かりやすいご説明を磨いていきたいと思います。
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