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当期の決算の利益はどのくらいになりますか

2020年12月7日09:45 [未来創り]

おはようございます。
本日も数字の活用という領域から切り込んでいきます。

 

コロナ禍の中で資金調達や経費削減も一段落しました。
保証協会のコロナ融資も12月をもって終了予定です。

 

金融機関からの今後の新規貸出しは審査が厳しく
なることが予想されます。

資金調達は早めに段取りしてください。

 

金融機関では本年、多額の融資をしました。
したがって、今度は融資先の今後の業績が気になります。
きちんと回収できるのかが不安なのです。

 

ということは、先行きの業績の回復に対して
私たちがどのような打ち手を考えているのか、
その結果、どう業績が向上するのか、を知りたいはずです。

 

この準備をすることで、
金融機関の信頼を高めるチャンスにしましょう。

 

さて、本日のテーマは
「当期の決算の利益はどのくらいになりますか」です。

 

お客様は当期どのくらいの決算の利益になるのか
決算が近づくにつれて知りたいオーラが出ます。

 

それが、

「当期の利益はいくらくらいになりますか」
「今年の計画と比べて利益はプラスかマイナスか」
「前期と比べ良くなっているのかどうか」

という具合で聞かれます。

 

久米会計では、毎月・隔月でお打合せをします。
その際に、お客様と私どもが実績報告の確認をする損益表が
「月別表」と呼ぶものです。

この一表で、

当期の年度目標と実績の差異
月平均の差異
前期の実績との比較

が確認できます。

 

この表はお客様との打合せで力を発揮します。

 

当月の実績の結果、
年度目標までどのくらいの売上や利益が必要か
あるいは目標との月平均の差異がどのくらいあるのか
業績は良くなっているのか、悪くなっているのか

それを一目で把握できるためです。

 

また、
「この表は見やすく、わかりやすい、
打合せで久米会計と確認しながらすぐ計算できるのがいい」
と重宝してくれています。

 

この理由は、

一つは円単位ではなく千円単位で表示されているため、
つかむべき数字が非常に見やすく計算しやすいからです。

 

もう一つは、
通常なら試算表の損益計算書は20以上の科目に
分類されていて見るだけで疲れるのですが、

 

月別表はお客様の知りたい主要な数字のみ
7科目に集約して
必要な経営数字のみザックリつかめるようにしているためです。

 

お客様と打ち合わせを重ねていき、
お客様が月別表の活用の仕方を理解された場合、

 

ご自身で月別表に入力して
決算予測や月別の利益計画の試算をして
次年度の利益計画を立てられる社長様もおられます。

 

決算予測や月別の利益計画を試算できるのは本当に効果的。

 

当期の中間税額や前期・前々期の納税額も確認でき、
当期の概算納税予測にも活用できます。

 

目標以上の利益予測になりそうなら、
決算賞与や設備投資の検討をしたり、

 

反対に赤字になりそうなら
固定費の削減や不要不急の設備投資は
回避しようという未来創りに役立ちます。

 

何よりも社長様一人で考えるだけでなく、
久米会計が一緒に月別表を見ながら確認します。

 

久米会計が、毎月、盲点となりそうなことのアドバイスや、
納税予測の計算、翌月予算の確認や決算着地点までの確認を
ヒアリングしながらサポートします。

 

だから、経営者として先行きの数字を見る知恵が身につき、
経営判断や行動に活用できるようになります。

 

毎月打合せのお客様は、
当月実績報告により前月策定した予算とチェック
そして翌月予算の作成から行動へ
のPDCAサイクルを回し経営活動をしています。

 

「今はこれをしていないと考えたら
一寸先も見えない暗闇を歩いているようで
経営が怖い」とおっしゃっています。

 

一枚の表でも活かし方により
先行きの目標づくりができますし、
企業経営に役立つ道具となります。

 

本日はここまでです。
ありがとうございました。

 

【コラム|勘定科目】
通信費
電話料、郵送料、ファックス料、インターネットプロバイダ料など
の通信手段として支出した費用。国際電話や国際郵便は消費税免税。

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