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「変わること、変えること、変えないこと」

2021年2月1日09:00 [クレド]

お客様パートナーコンサルタントの水野です。

 

2020年は変化の年

 

2020年は新型コロナウイルスによって

世界全体が大きな打撃を受けた年になってしまいました。

 

1月にそのウイルスの存在が伝えられた時に

ここまでの影響が出るとはほとんどだれも思っていなかったでしょう。

 

時系列を改めてみると、

雪崩のように状況が移り変わっていくのを感じます。

マスクを付けない生活を思い出すのも、ずいぶん前のように思えますが

たった1年前にはマスクは病院と花粉症以外ではほとんど付けてなかったはずです。

 

<NHK|新型コロナウイルス時系列ニュース特設サイト>

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/chronology/

 

自ら変わるか、変えさせられるか

 

生活が変わっているということは、

働き方も変わりますし、経済の動き方も変わります。

 

テレワークの普及や、時短営業などで外の街の活気は減りましたが

一方で、家の中で過ごす時間が増えているので、そこで消費できるものには

販売するチャンスが出ているようにも見えます。

デリバリー系のサービスも急激に増えていますし、

変わり種で新しく楽器を練習する人が増えたなんて話も聞きます。

 

会社の側もそれぞれに対応を苦慮されていると思います。

これはほぼ強制的に何かを「変えさせられている」状況とも言えます。

 

しかし急にテレワークをしようとしても、やはり準備や社内ルールの作成などが必要になりますし、販売チャネルを変えようと思っても、段取りが変わって手間がかかってしまいます。

 

こうした状況下でうまく立ち回れている企業の例などを聞いていると、今回のことはきっかけではあるけれど、様々な働き方や、新しい販売方法へのチャレンジを試していたところがちょうどはまったという所が多いように思います。

 

こういう会社は自ら「変わっていく」会社です。

環境の変化に対して後手に回らないように自分自身の多様性を確保していくことができれば柔軟に対応することができるでしょう。

 

ただ、このようなやり方はヒト・モノ・カネの先行投資がどうしても必要になります。規模が小さいとそんな余裕はないという場合も多いかと思います。

 

しかも「変わって」いこうとして振り回された挙句、必要のないことまで全部変えていこうと疲弊していくことも考えられそうです。

変わらない自社の価値を見つける

私にはこういう状況こそ「変わらない」ことを見つけることが大事であるように思います。環境による変化で「提供するやり方」は色々変わっても「提供する価値」には共通するものがあるはずです。会社のアイデンティティになる価値を見つけること、分かっていると思ってもしっかりと再定義しておくべきです。

 

外食産業ではデリバリーが広がっていますが、ファーストフードであれば「手軽においしい」という価値を提供している一方で、レストランのデリバリーなら「素敵な時間の演出」まで含まれていると考えて配送の仕方やパッケージの仕方も変わってくるはずです。

 

自分の会社の「提供する価値」が何かを見極めることで、環境の変化に惑わされずにそれをどのように顧客に手渡すのかというシンプルな問いと向き合うことになります。小さな会社こそ「提供する価値」について軸をもっていくことで必要な箇所に経営資源を投下できるようになると思います。

 

まずは社長様が振返る時間も大事ですし、弊社の「クレド策定・浸透コンサルティング」をご利用いただければ全社員を巻き込んで、軸になる価値を見つけるお手伝いができると思います。興味がおありの方はぜひお問合せを。

 

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【コラム|勘定科目】

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