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2021年6月28日08:00 [未来創り]
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税理士・井上由希子です。
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<今回のテーマ>
最近新聞にも
『自己資本比率』の
内容がかかれた記事を
度々見ます。
基本、今期●●億赤字
と言う利益の記事が多いですが
この自己資本比率がどれくらい
下がったかを書かれている内容も
目にするようになりました。
では、中小企業で
自社の自己資本=内部留保が
いくらあるのか?を
気にしている社長はどれくらい
いるのかな~と考えました。
個人的には
中小企業の社長で
売上・粗利・利益は気にしているが
自己資本や自己資本比率いくらになったか?
を気にかけている社長は少ないと感じています。
逆に節税対策で税金をいかに減らすかを
気にされている社長が多いのも印象的です。
今回のようなコロナの事態が
起きた時に
借入でお金を調達するのは
もちろんですが
以前より
コツコツこの自己資本を
溜めていた会社は
『安心感と安定感』が違うと
実感しています。
以前は久米会計でも
節税思考のお客様が多く
どちらかと言うと
利益が出たら、税金どうしようと言う
お客様が多くいらっしゃいました。
もちろん今でも節税対策は
しっかりします。
ただ、無駄な節税対策は
しない方向で社長と打合せします。
将来のためにも会社にお金を溜めましょうと
社長へ言います‼
最近は利益を出し、税金を払って
内部留保しようと賛同していただける社長も
増えてきています。
自己資本の元は
税引後利益です。
税金を払うから会社にお金が溜まる
仕組みをしっかり理解する。
例えば
当期利益が1,000万とすると
税金30%=300万
1,000万ー300万=700万
この700万×5年溜め続ければ
3,500万の自己資本が会社に
溜まります。
貸借対照表の総資本額が
7,000万の会社であれば
3,500÷7,000=50%
の自己資本比率となります。
金融機関の指標で言うと
この自己資本比率が30%
の会社は、安全性がある
会社との見方をしています。
お金を将来へ溜める節税や
次の未来へ投資する節税
これは必要かと思いますが
やっぱり
この自己資本がある会社は
未来創りにも強みがあり
いざという時に、保険となり
前向きな投資ができます。
逆に会社にお金がないと不安ですし
資金繰りばかりが頭から離れないと
視野も狭くなり思考がとまり、
焦って失敗する
悪循環になりやすくなります。
未来を創る社長に必要な思考は
自己資本をコツコツ溜めること、
利益が出たら
いくら節税し、いくら内部留保するか
しっかり計画を立てておくことだ
と感じます。
貸借対照表は社長がすべて創っています。
損益計算書は全スタッフで利益を出す‼
この全スタッフで稼ぎ出した利益を
どのように使うかは社長次第です。
例えば、5年先に自己資本を
1億にもっていくと決めている社長と
決めていない社長で
貸借対照表の創り方は変わってきます。
利益を稼ぎ、資金を残す経営をするためにも
社長が貸借対照表と損益計算書のつながりを
しっかり理解し、
自己資本額・自己資本比率を上げる。
まずは1歩、
自社の自己資本と自己資本比率を
確認してみてください。
以上
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