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2022年12月5日09:00 [会計税務]
突然ですが、御社では、
目標を立てっぱなしで実績をチェックしていなかったりしていませんか?
年に一度の決算を見るだけでは対応が他社と比べて非常に遅くなりますので、
実績確認は、毎月1回は行いましょう。
本日は、実績確認と今後の対策についてお話します。
(計画を立てることが前提ですが、まずは、
実績の数字のみを書いてみて実感するのもありです。)
(1)実績の確認
1. 利益計画と販売計画の目標数字の横に実績の数字を手書きで記入します。
2. 目標と実績の差がいくらかを把握します。
差の確認はどの商品・サービスをどんなお客様がどれくらいお買い上げされて
どれくらい儲かったかなど細かく見ましょう。
視点は常に「もっと利益を出す」です。
3. 毎月の数字だけでなく、累計の数字と増減傾向をつかむことが大事です。
(2)対策
(1)の差が「実績≧目標」か「実績<目標」か、を検討します。
「販売計画」に沿って、差の意味を「お客様別」「商品別」の販売計画表で、
お客様への「今」の商品・サービスの販売実績の「額」と「伸び率」の増減傾向をしっかり押さえ、「何」を今から優先して販売し、会社の持つ資産(人・モノ・カネ・時間)を「何」に集中したら効果的か、お客様側の視点で洗い直しましょう。
◆ 実績が目標を上回ったら
目標達成しているからと言って、安易に他の未達成の商品や部門に力を入れずに、
もっと営業を仕掛けたら売上があげるのでは、と考えてください。
◆ 実績が目標を下回ったら
現状を再確認し、改善に向けて、直ちに対策を打ちます。
その前に数字以外で注意すべきことがあります。
「社長を含め全社員が方針通りの行動をしていたかどうか」です。
方針通りに動いている社員は人前で褒め、工夫やコツをその場で
ヒアリングし、情報として他の社員と共有しましょう。
できていない社員はやり方がわからないだけかもしれませんから、
今から「どう行動するのか」を聞き、根気よくレクチャーしましょう。
全社員が方針通り実行に移せている場合は、
各商品・サービス・部門の売上Aと会社全体の売上Bの伸び率を比べ、
「傾向」を見ましょう。
A≧Bなら「方針続行」で様子を見ましょう。
A<Bなら「商品・サービスのマイナーチェンジ、販売のやり方の見直し」をしましょう。
この場合、何度も会社の大切な資産(人・モノ・カネ・時間)を無駄にする
のはもったいないので、改善・訂正する回数を決めて動きます。
それでもダメなら、今売れている事業や商品に重点を移しましょう。
日頃から、ライバルや業界にアンテナを張り、
「売れている商品はないか」「違う売り方はないか」を絶えず意識しましょう。
突然、「それ」は頭の中に降ってきます。
社長様のチェックは、「葉を見て森を知る」
「個で確認し、全体的な仕組みづくりで手を打つ」
と覚えておいてください。
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