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ありたい未来像を見つける

2023年3月6日09:00 [お知らせ]

 社長業をしていると、いずれ、
「自分をどう活かすか」「何が自分の強みか」
よくわからないと思い悩む時期が来ます。
そんな時には、お客様に喜ばれた経験や同僚に感謝されたことを
思い出したり、今の自分自身の役職や役割が何かを考えて、
会社やお客様にどのように貢献しているか、
今の立ち位置と全体とのつながりを再考してみましょう。

 

 中小企業の社長様はとにかく忙しいものです。
あらゆる日常のルーチンワークに追われ、
アッという間に一日が終わるからです。
「10年先、20年先を見据えたとき、果たしてこのままで良いのか」
ということを考える時間も取れない。
「会社の経営者」という社長の大事な仕事をする時間が
圧倒的に少ないのです。
ですから、「どんな会社にしたいのか、どうありたいのか」を
考える時間を月に1時間でも2時間でも計画的に取る意識を
強く持って欲しいものです。
その積み重ねた時間の差が10年後、20年後の「我が社」を変え、
「ありたい未来像」を見つけることにつながるのではないでしょうか。

 

 私共の提供する月次決算書の中に
『未来会計図表』というものがあります。
その本質は、「まだ確定していない未来に向けて、
数字シミュレーションを行い、それを達成するための行動(実践)を
考えていただく」ことにあります。
試行錯誤しながら、数多くの数字をシミュレーションし、
より多くのパターンを考えると、
その数と同等以上の行動を考えるようになり、
経営の選択肢が増えるからです。
そして、実践してみると、パターンの良し悪しも身体で分かります。
その経験値がたまってくると、
『ありたい未来』の数字とそのための行動が見つかります。
「どんな会社にしたいのか」のヒントが見つかります。
PLもBSも数字もそのための道具なのです。
使いこなせるようになると楽しくなります。
書けば書くほど、計算すればするほど、その裏の行動を考えます。
どうしたらその数字を創れるのか、今、何をしたらよいのか、と。
漠然と考えたイメージを具体的に描けるようになります。
このように試行錯誤して得られた具体的な小さな目標を目の前に置き、
その目標に向かい差を詰める行動をする、
達成できればまた次の小さな目標を置き、差を詰める。
この繰り返しの訓練こそ大切なのです。
二宮尊徳の言葉にも「小事を大切にしなさい。
小事を疎かにする人に大事は成せない」とあります。
一つでも多くの数字をシミュレーションし、
その裏の行動を計画し、実践してみませんか。
その経験と訓練の繰り返しこそが、自分自身を成長させ、
自社の成長と安定につながり、世間や社会に貢献できると想います。
そこに社長としての「夢や希望」が生まれます。

 

 私共事務所のビジョンは
「北摂1,000社の中小企業に数字で笑顔の扉を拓く」です。
月次決算書と経営計画という道具で、
お客様の未来創りにお役に立つ。
そして、事務所の強みを最大限活かし、
お客様の未来創りの一隅を照らしていきたいと考えております。

 

『ありたい未来像を見つける』には、
シミュレーションの回数を増やして、頭と体に汗をどっぷりかきましょう。
「どんな会社にしたいのか」「どんな自分になりたいのか」、
「点と点」のイメージを作り、無数の点で「面」を作ってください。
『ありたい未来像』の創造が、
私たちの「人生」や我が社の「繁栄」につながり、
心にも楽しさをいただけ、日々の充実につながると信じております。

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