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2023年8月7日09:00 [お知らせ,借入について,未来創り]
今年も暑い日が続く中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本年も半年が過ぎ、忙しい日々を過ごされているかと思います。
さて、今回のテーマですが、
いよいよ本格的に返済が始まった
「コロナ融資」についてです。
〈コロナ融資って?〉
一番最初に始まったのが2020年3月で
日本政策金融公庫が始めた
「新型コロナウィルス感染症特別貸付」です。
しかし、融資の申し込みが想定以上に殺到したため、
民間金融機関にまで対応を拡大しました。
例えば、セーフティネット4号・5号や伴走支援型融資など
が代表的な融資です。(保証協会融資)
余談ですが、当時、行員さんと話す機会があり、
話を聞いていると口々に「忙しさでてんてこ舞いだ」
と言っていたのが印象的です。
それもそのはず、人員はそのままで融資の申し込みは一時、
通常の10倍以上の忙しさだったそうです。
〈借りれるだけ借りる?〉
未曾有の危機でニュースを見れば
毎日感染者数⚫️⚫️人という報道もあり、
危機感が煽られた結果、世の中の風潮は
どうなるか分からないので
「とにかく借りれるだけ借りましょう」
という流れになりました。
これには一理ありました。
通常ではあり得ない、「無担保」「別枠保証」
「無金利」「猶予」「保証料なし」という
特典のフルコースみたいなものでした。
通常の保証枠を別枠保証へ切り替え、
さらには無金利・猶予もつけれるとなると
どの事業者さんにもメリットしかない融資でした。
(通常枠を残すことでいざという時に借りやすくなる可能性があります。)
こうして「融資バブル」が形成されました。
〈借りたカネ返せよ〉
ここからが問題です。
「猶予期間」といって返済を待ってくれる期間が
最大5年と設定されていたのですが、
実際、2〜3年の猶予で借入をした事業者さんが大半でした。
2020年からの3年後の現在、
4月〜7月に返済開始のピークを迎えると推測されています。
つまり、「借りたカネ返せよ」ということです。
当たり前の話ですが、借りたお金は返さないといけません。
利子補給も終了し、元本と利息の返済負担が重くのしかかる
事業者さんが急増しています。
〈大返済時代の幕開け!?〉
上記で説明した融資とは別に、実は、ここ2〜3年かなり特別な期間でした。
・銀行返済は猶予できた(実質リスケ状態)
・税金も猶予できた
・社会保険料も猶予できた
今まで相当な理由がなければ猶予できていないものが、
コロナの名目で猶予ができていました。
お気づきの方もいると思いますが、全て「過去形」
で書かれています。
つまり、今はこの状況は終わりつつあるということです。
「大返済時代」が幕を開けました。
〈ご利用は計画的に〉
どこかのCMで聞いたことがある言葉です。
要は、事業を継続するために、従業員さんの生活を守るために、
融資を返済をするために、絶対的に必要なのが、「利益」です。
(売上高ではありません。)
特に「粗利益」の確保が急務です。
売上高の増加、変動費の軽減、固定費の軽減、資金繰りの安定化
等々、打つべき課題は事業者さんにとって様々です。
社長も頭を悩ませている問題だと思います。
一方で、これをやれば絶対に利益が出るというものがあるのか?
というと、答えは「ノー」です。
また、社長の置かれている状況で
「できること」と「できないこと」は変わります。
この「できること」と「できないこと」を把握するために
大事なのが「事業の棚卸し」であり、
決算書を事業に「活かす」ことだと思います。
〈心がスッキリした〉
先日、ある事業者さんからHPへ問合せがあり面談しました。
面談した後、帰り際にポロっと社長の口から漏れた言葉です。
その方は、どこから手をつけて良いのか困ってらっしゃいました。
決算書もちゃんと見たことがないとおっしゃっていましたが、
紐解いていくと、なんとなくの方向性が見えてきて安堵されたのか
お見送りする際にに出た言葉が「心がスッキリした」という冒頭の
言葉でした。
〈自社の棚卸しに〉
先ほどの例のような話を最近よく聞きます。
他にも、
・融資の返済負担が重くてどうしよう・・・
・打つ手が見つからない・・・
・忙しくてなかなか整理できない。
・決算書を読めるようになって、意思決定に役立てたい。
・「どれくらい借りたらいいの?」適正融資額を知りたい。
・利益は出ているが、なぜかお金が回らないと不安になっている。
・思った以上に資金が減っているが、原因が分からなくて不安だ。
・これから法人成りを検討しているが、事業計画・資金計画を立てたい。
等々、日々悩みは尽きないと思います。
不安を少しでも軽くし、思い切って事業に集中するために
【無料相談】も実施していますので、お気軽にご連絡くださいね。
お客様パートナーコンサルタント
中西 弘則
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