社長の右腕は勝手に育たない

2024年5月6日09:00 [お知らせ,セミナー情報,未来創り]

こんにちは！

理念実現パートナー・税理士・井上由希子

 

約３年ぐらい前からジャパンコンサルティングファームに所属し、

『講演会やセミナー等』を関東・関西・九州等で開催して、

中小企業支援の一環として、一緒に活動させていただいてます。

 

JCF｜ジャパンコンサルティングファーム株式会社 (japan-cf.com)

 

今回、ジャパンコンサルティングファームと

コラボで関わらせていただいている

ある大手業界向けに、年末から年始にかけて、

『決算書を活用するセミナー』をサポートさせて頂きました。

 

その会社の『営業マンの方』が受講された中での気づきを

共有させていただきます。

 

社長のご親族の方が受講されていました。

日頃は営業をしていて

決算書はほとんど見たことがないとのこと。

 

受講きっかけは

日頃営業で動いているが

その売上で足りているのか？

決算書を見てもいまいちピンとこなかった。

 

一度同じような大人数向けのセミナーを

受講したがよくわからなかった

とのことで

 

今回は、少人数制で教えてもらえて

『自社の決算書』で解説いただけるとの事で

受講したとのことでした。

 

 

セミナーの1回目は

『自社の決算書』をご持参いただき

図表に落とし込む事で

管理会計がわかりやすく理解できる。

 

さらに自社の数字を

自分で書くので理解力が深まる。

 

オンラインで

東京の方にご説明

させていただきました。

 

決算書の羅列された数字を

７つのブロック図表に落とし込むことで

頭の中で整理ができたとのこと。

 

利益が出ているが、

借入返済まで

見ると本当にお金を会社に残す

難しさが理解できたとのこと。

 

日頃社長が利益は出ているが資金繰りは

しんどいと言っていていたので

その意味が少し理解できたそうです。

 

経費を

変動費（材料・外注費）と

固定費（人件費や家賃・広告他）に

わけて考えるところでは

 

営業として

日頃当たり前に使っている経費が

広告（ＳＮＳ含む）等

本当に売上に貢献できているのか？

 

再度社長と無駄なものが無いかなど

一緒に検討してみたいと

おっしゃっていました。

 

さらに

今までは営業しているときに

売上を上げる意識だけで

粗利額はそれほど考えて

いなかったが

 

固定費を支払い

経常利益を出すには

この粗利額をしっかり

とらえておく必要があると

実感されていました。

 

自社の現状の決算書から

たった２時間でこれだけの

気づきを得られたことに

感動されていました。

 

その方が課題を見つけられたのは

日頃から営業で疑問を

持ちながら動かれていたんだ

と感じます。

 

その方の表情から

決算書と行動が結びついた

感じを受けました。

 

2回目は

逆算から計画を立てるセミナーです。

来期の計画ではなく長期的視点で

本当に会社をどうしていきたいか？

 

社長ではない営業マンの方が

どのように考えているのかを

お伺いできてよかったです

 

現行の借入返済から

本当に必要な粗利益と売上を

試算する。

 

人件費は増やすのか

減らす方向か？

社長と日頃の話している事を

織り交ぜながら

 

やっぱり雇用はしていきたい

とのことで、計画に入れる。

 

固定費

広告はどうするか？

家賃はこのままか？

 

経費は多くかかっているところを

ザクっと増減を確認。

 

必要な利益と固定費が試算されれば

あとは『足し算』『割り算』だけで

必要な粗利益額・売上がわかります。

 

必要売上・粗利額を確認したあと

おっしゃっていたのは

毎月業界的な問題もあり

安定収入が少なくない。

 

現状で安定収入＝固定収入を

増やしていきたいと感じ、

 

費用も

もっとしっかり費用対効果を考えて

具体的に変更していきたいと

おっしゃっておられました。

 

感じ方がこのセミナー前と後で

かなり変わった様子でした。

 

 

社長１人で考えて

実践していることは多いかと

思います。

 

ただ、限界はあります。

社長と同じ視野までいかなくても

 

社長と同じ視点で

考えてくれる人をいかに

増やせるかで

会社の成長や事業承継の

しやすさが変化します。

 

 

右腕になる人は

勝手には育たない。

 

だからこそ日頃から

経営会議をする習慣や

一緒に学び考える必要があります。

 

 

会社の理念（考え方）があり

ビジョン（将来の目標）

それに向けた戦略がある

 

そのうえで

右腕が育つには

教育や社長との共有の場があること

その環境を整えることが必須です。

 

まずは、１歩

共有の場をつくる

社長が決算書の活かし方を社員へ教えるのも１つ

課題だしをするのも１つ

社長ができる事から試してみてください‼

 

 

以上です。

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