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本日もよろしくお願いいたします。
今年も、もう年末ですね。
でも見方、考え方はその人次第です。
あと30日しかないと考えられる方もいれば
あと30日もあると考える方もいます。
あと30日しかないと考えれば気持ちが焦りますが
あと30日もあると考えると
「何をしようか」という気になりませんか。
経営を良くするには
常に後者の考え方をもてるようにしたいですね。
さて、本日のテーマは「捨てる」です。
大多数の企業様では
年末に大掃除をすることが多いと聞きます。
不要なモノやコトを捨てるには良い機会ですよね。
風習になっているので自然とさあやろうかと
皆のカラダが動きますから。
使っていないモノやコトは
思い切って捨てましょう。
目標は、半分捨てる、です。
捨てるには少し注意点があります。
①1年以上未使用は基本捨てる
例外としては、お客様関連のこと。
過去のことで問合せがあったりすることは
捨てると後で困ります。
また、1年としたのは季節的なイベントなどで
年1回使用するものがあるからです。
それは年一ですから倉庫に閉まってイベント前に
出しましょう。
②捨てるか捨てまいか悩んだら
結構あります。
実際に大掃除などしてみると
コレ捨てても大丈夫ですかと聞かれる頻度って
意外と多いです。
その際に
捨てるか捨てまいか悩むことがあったら
一つ置き場をつくり3カ月とか6か月とか保管して
様子を見るとよいです。
その間に、何を使用して何を使用しなかったのか
がわかれば捨てる、捨てない、の判断はつきます。
聞かれて迷っている時間は無駄ですよね。
年末の大掃除って忙しいですから。
③捨てた後
あーきれいになったと思っても
一年たったらまた同じくらいモノがありませんか。
そうであれば
また今年も同じことをしています。
置き場・定位置が決まっていないからです。
自宅の住所の表札と一緒です。
郵便物が届くのは住所と表札があるからです。
ラベルや名札をつけて「ここには何を置く」
と捨てた後にすぐしましょう。
年末ですから大掃除を題材にしてお話ししましたが
経営についてもあてはまります。
特に商品です。
過去、どのような捨てる決断をしたか
を振り返ってみてください。
なぜ捨てたのでしょうか。
お客様からの注文が少なくなったからでしょうか。
ドンドン競争が激しくなって値段をバンバン叩かれ
嫌な思いをしたからでしょうか。
突き詰めると、理由は損益(利益)です。
赤字、低利益化につながっているからです。
ただ、過去の経験から
社長は、捨てる決断ができないことが多いです。
直接、売上の減少につながるからです。
たくさんお客様がいて、たくさん商品があって
たくさん設備や人がいて、何でも対応できる企業は
世の中にはありません。
大企業や中堅企業やライバルより
「捨てる」ことでこそ
お客様に異なる商品やサービスを提案できます。
そうすると
その商品やサービスをもっとうまく提供するために
他社とは異なるモノづくり、ヒトづくりをしていきます。
それが本当の選択と集中です。
結果的には余裕をもった経営が生まれます。
年末を迎え、あと30日もあります。
企業は続いていく必要があるわけですから
過去の捨てた決断を振り返り
5年先の捨てる決断へつなげましょう。
5年先は
「これは捨てる、あれは捨てない」とか
「やらない、やる」とか
今の販売商品やサービスへのタグづけ
から始めてみてください。
すぐできる社長は
地域や顧客、物流、販促、提供の仕組みなど
振り返ってみてください。
こういったことを考えアウトプットすることは
中小企業の社長様にとって
長期で持続的な強い企業創りに必ず役立ちます。
最後になりますが
お読みいただいたコンテンツが
皆様の経営の一助となるよう心からお祈り申し上げます。
本日はここまでです。
ありがとうございました。
中小企業の経営ガイド
久米 章仁
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