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本日もよろしくお願いいたします。
現況、あらゆる企業で、程度の差がありますが
賃上げや材料高騰など変動費や固定費の増加が進行しています。
今はその影響を受け入れていない企業はないと思われます。
あちこちで材料が2倍、3倍とこの短期間で値上がりしたとか
IT関連サービスやリースとか電力とかこまごまとした消耗品まで値上がりし
じわじわ、もしくは急激に、企業のコストが現在進行形で増大しています。
すべてつながっていると心底実感できますね。
さて、今回のテーマは「高収益を目指す」です。
人もモノもお金も、企業の現在抱えている資源は、急に増えることはありません。
まずは今、企業が抱えている資源を大事に育てていくしかありません。
過去の経営の結果という原因が、今顕在化しているだけです。
過去は変えることはできないのですから、それはしっかり受け止め反省して
今後の5年先、10年先に企業として成長し存続できるように、今何をすべきかを過去の反省を活かし
そして5年後のわが社はこうなる、10年後はこうありたいとイメージを見つけてください。
それが間違っているのか正しいのか、今は分かりません。
ですが、実行に移すプロセスの中で
社長の経営観が磨かれ修正が施されていくので正しい方向性に向いていきます。
ただ一点、目指すべきところは、高収益を目指すことです。
経営というよりも商売は、小さな元手で大きく稼ぐことが原理原則だからです。
ということは、当たり前のことですが
企業の抱えている資源たる人とモノとお金を
今よりも収益を年々増加させる商品やサービスに活かすことに尽きます。
年々、抱えている資源量が増えなくても単価は上昇していくわけですから
それ以上に収益を生み出す商品やサービスをお客様に提供していくしかないわけです。
従業員に活躍してもらえるよう成長していただく
モノは大切に扱う
投資前に選択肢を増やしお金を有効に使う。
こういう日々の積み重ねがモノを言ってきます。
また、高収益の大本となるのは
お客様に商品やサービスを買って頂くことです。
今までのように値下げをして価値を感じてもらうのではなく
今までよりも高い価格でも、より価値を感じてもらえるようにする意識です。
亡くなった京セラの会長の稲森氏も
「値決めは経営。お客様が買っていただけるぎりぎり高い値段を見抜くこと」
とおっしゃっています。
安易に値下げをし続けると、低収益どころか、赤字になり
大切な従業員のお給与を払えなくなります。
優秀な経営者の方はそこまで思考しているのです。
本当に頭が下がります。
高い価格でも、より価値を感じて買っていただける。
言葉で説明するのは簡単なことですが、現実には地道にお客様の声を聞き、ライバルの動向にアンテナを張り、商品やサービスの欠陥を改善し、新商品の開発に尽力する必要があります。
そのうえで実際にテスト販売してどうか、軌道に乗るまで相当な経営努力が必要です。
最後になりますが、高収益が実現すると
1)事業資金(手許資金)が増え、無借金経営ができます
2)経済環境への変化や不測の事態に陥っても潤沢な資金で
次の手を打つことを考えることができます
3)事業資金の蓄積があれば新規事業やMAで事業拡大の選択肢が生まれてきます
ですから、高収益の実現は、倒産しない企業創りを通じ
大切な従業員の生活と輝く場を守ることにつながっていきます。
さらに、お客様へより高い役立ちを提供しますし
小さな資源で大きな付加価値を提供するのでエコです。
また、利益を上げ税金を払うことでも社会貢献につながります。
良いことづくめです。
まずは、社長ご自身が高収益にしたい
という強い思いを腹に落とし込んでほしいです。
今回はここまでとなります。
中小企業の経営ガイド
久米 章仁
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