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「コロナ禍の借入相談」

2020年8月17日16:50 [借入について]

コロナ禍において、
融資や持続化給付金などの
各種の補助金のご相談が多くありました。

 

持続化給付金などの申請は条件を満たし、
必要書類さえ準備できれば何とか自力でも
給付まで持っていけるものです。

 

しかし、融資は、
いくらの借入金額を申請したらよいか

 

次に、融資後、毎月の元金返済をしつつ、
事業の建て直しが可能か
という経営リスクの判断が必要となってきます。

 

その判断をするための経営数字の目安を
試算できるのが未来創りサービスです。

 

コロナ感染がいつ収束するのかは予測不能です。

 

しかし、お客様と毎月、隔月、経営数字の打合せを
当社では実施しているため、

 

お客様は
「先行きは不安だけど、目安がもてた。ありがとう。」
と感謝をいただくことが多いです。

 

具体的な相談内容は
「コロナで売上が大きく減少している。
借入しようと考えているのですが、
いくら借入したらよいか」から出発するのですが、

 

まず借入金額を決めるよりも大事なことを先にします。

 

それが計画や先行きの試算です。

 

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ただ、コロナの終息が不明確ですから
借入金額をどうしても先に答えがほしいと
いうお客様には、借入できるだけ借入をして
もう大丈夫だと判断できた時点で
一括返済したらどうか、とは伝えています。

企業は赤字では倒産しないが、
現金がないと即倒産しますから。
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具体的には、
コロナの影響で最悪のリスクを想定し
売上ゼロが数ヵ月続いた場合、いつまで資金が持つのか。

 

あるいは、社長様の厳しめの視点で、
現状考えている売上予測なら資金はどのくらいになるか。

 

知りたい状況を何パターンも試算してみると、
最低確保しておきたい融資額が見えたと先日の打合せでも
お客様がおっしゃっていました。

 

そういう目安を先行き6か月~1年のスパンで
まず持っていただく。
次に融資の返済が始まった際の試算として、

 

必要利益がいくらか
固定費はどのくらいになるか
必要な粗利益や必要な売上の目安はどうか
必要額を達成するための差はどのくらいか

 

を確認していただきます。

 

先日のお打合せでも
一緒に試算していくと、「少し気持ちが安心できた」
とおっしゃっていました。

 

目に見えない不安が
目に見える課題になるからだと考えています。

 

また、融資の申込みの際にも、ある金融機関から
社長様が自信をもって現状の認識と先行きの計画を
具体的な数字をもって説明してくれるから

 

スムーズに融資審査できるため助かりますと
おっしゃっていただき感動しました。

 

一社でも多くの中小企業に本サービスをお伝えして
会計数字を経営判断の武器にしていただきたい
と心から願います。

 

追記)
融資申請の際に、
直近の試算表を金融機関から必ず求められます。

 

月次決算をしていないお客様は
これを機会に毎月の処理を意識してほしいと
切に願います。

 

【コラム|勘定科目】
法定福利費
健康保険料、厚生年金保険料、労働保険料等の法律により
納付が義務付けられている費用で、事業主が負担義務を負うもの。

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