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決算書で大事な科目No.1は?

2025年8月4日09:00 [会計税務,借入について,未来創り]

決算が終わって、税理士さんから決算書が上がってきて
見られる方も多いと思いますが、

たくさんの科目がある中で、
ふと「どの科目が大事なのか?」と思うことはありませんか?

 

今回は、「決算書で大事な科目No.1は?」と題して
決算書の見るべきポイントを解説していきたいと思います。

 

・そもそも決算書とは?

決算書と一口に言われてもざっくりしているので、決算書類の中身を確認しておきます。
具体的には、下記の書類を指します。

貸借対照表
損益計算書
株主資本等変動計算書
個別注記表
キャッシュフロー計算書(中小企業では作成義務はありません)

そんなに種類があるの?と思われた方、
基本的に上の4つは、税理士さんから知らず知らずにいただいています。

ちなみに銀行から「決算書ください。」と言われた場合、上記書類に加えて

税務申告書
消費税申告書(消費税納付義務がある場合)
諸勘定明細(科目内訳書とも言う)
受信通知(電子申告の場合)

までを指すことが多いです。

・それでは、これらの決算書類の中で、

一番大事な表はどれでしょうか?

そりゃあ大事な「売上」「利益」が載っている「損益計算書」が大事なのでは?
と思う人が多いと思います。

理由は、
銀行の人からもよく聞かれる売上、利益について聞かれる
経営者の仲間内でも売上とか利益、経費の話になる

上記の理由から、これらの情報が載っているのは「損益計算書」です。

しかし、本当に「一番」大事なのでしょうか?

・決算書でまず見るべき書類はコレ!

会社にとって、一番大事なことは、「会社が継続できるか」
言い換えると、「倒産しないこと」が根本的に大事です。

倒産しないために大事な科目は何かと聞かれると、即答で「現預金」と
答えます。
「現金」ではないです。「現預金」です。
どちらかと言うと、「預金」です。
細かい話ですが、現金という科目は、非常に抽象的な科目です。
何を言いたいかと言うと、「帳簿上」の現金と「実際」の現金は
大きく異なることがあるからです。

一番信用できるには、「預金」です。
なぜなら、通帳の残高を表しているので、こちらは誤魔化せないからです。

余談でしたが、
今日の結論、
「現預金」が一番大事です。

逆算になりますが、
現預金が載っている決算書類はどれだ?と見ていくと、
一つの決算書類に辿り着きます。

つまり、「貸借対照表」(たいしゃくたいしょうひょう)です。

・貸借対照表の左上に注目!

倒産しないためには、この表を読み解く必要があります。
一番見たくない表の代表がこの表かもしれません。

なぜなら「数字」と「専門用語」の羅列だからです。

あまり見たことない科目が並び、かつ、どのように見たらよいか
分からないからです。

私もその一人で分析はできても、どのように経営に活かせば良いのか
分からなかったです。

しかし、見方が分かると、貸借対照表をベースに計画等を考える
ことが多いかもしれません。

会社を強くするのも貸借対照表がベースになります。

銀行さんも現預金は必ずチェックしています。

※これらの話は、また別の機会に記事にしますね!

・まとめ

今日は、「決算書で大事な科目No.1は?」
というテーマで見ていきました。

今日は、一つだけ覚えておいてください!

倒産しないためには、貸借対照表の一番左上に載っている「現預金」が
大事である。

これだけ覚えておいてもらえると良いです。

ちなみに「現預金」は絶対に一番左上に載っています。(絶対です。)

 

以上

 

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