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わかりやすい損益計算書

2026年4月6日09:00 [お知らせ,未来創り]

いつもお世話になりありがとうございます。

 

さて、早速ですが、
本日のテーマは「わかりやすい損益計算書」です。

 

会社の経営が予定通りうまくすすんでいるのか
それとも、うまくいっていないような気がするのか

 

社長が直感的に感じていることを確認する
オーソドックスな手法の一つを簡単にお伝えしていきます。

 

具体的には、試算表の損益計算書です。
会社経営をしている社長様なら必ず見たことがある書類です。

 

銀行なども、融資の際には決算書以外にも
現時点の試算表を依頼してきます。

 

この「試算表」の損益計算書ですが
漠然と見ると
利益がいくらだなとか、売上がいくらだなとか
の情報は伝わってきますが・・・

 

「で?」「それで?」「だから?」
「結局、何なん」

 

何を確認したらいいのだろう
と思いませんか。

 

この試算表の要点を社長の今後の判断につなげていくためには
わかりやすく見やすいようにつくりかえる必要があります。

 

まずは、細かい数字、これは百万円でつかむことです。
例えば、売上1,234,567円なら、120万円くらいでいいです。

 

試算表の数字がこれだけで簡単に見えてきます。

 

もう一つは、すべてのコストを変動費と固定費に分けることです。
変動費とそれ以外という感じに分けましょう。

 

ここで変動費という言葉がすでにわかりにくいので
イメージとして問題を出します。

 

例えば、1本の水のペットボトルを売るのに
どのような仕入が必要でしょうか(細かく考えずに)

 

簡単に考えると
水、容器、水を容器に入れる作業、です。

 

2本売ったら2本分のコストが
3本売ったら3本分のコストが
1万本売ったら1万本のコストが
1本売るごとに同じだけ増えていきます。

 

これが変動費です。
売上の量に応じてかかってくる費用のことです。

 

通常は、材料仕入や商品仕入れ、外注加工費のみが変動費
というザックリした理解で大丈夫です。

 

例えば、先ほどの例に追加して貴社の試算表から
拾い上げてきた金額が以下のとおりだとしましょう。
売上120万円、すべてのコスト100万円、利益20万円

 

そうすると、変動費の話ですから、
すべてのコスト100万円のうち材料仕入と外注費だけ
抜き取ります。

 

仮に売上の半分の60万円が変動費でした。
その結果、変動費以外の経費は
すべてのコスト100万円-変動費60万円で、差し引き40万円です。

 

したがって、こんな感じでまとめられます。
5つに分けられます。

 

売 上 120万円
変動費  60万円
粗利益  60万円
固定費  40万円
利 益  20万円

 

=ここからの2つが経営に活かすポイントです=

 

この例を具体的に考えてみましょう。

 

ひとつめは「経営に役立つように分けること」です。

 

前提条件
ペットボトル1本当りの販売単価20万円とします。
(めちゃくちゃな前提ですが、わかりやすくするため)

 

そうすると、こう考えられます。

売 上 120万円(売値20万円×6本)
変動費  60万円(仕入等10万円×6本、変動費は大体売値の半分)
粗利益  60万円(商品で儲かったのは、1本の利益10万円×6本分、売値の半分)
固定費  40万円(給与などの人件費30万円、その他10万円)
利 益  20万円(だから儲けが20万円)

 

こう言葉を添えていくと、現場に近づいていきます。
現場が見えてくると、打つ手を考えることができます。
例えば、「この水、誰が買ってくれたん」とか、「他にこんな人いないかな」とか。

 

もう一つは「目標の設定を試算できること」です。

 

極端な例ですが、利益20万円を2倍にする目標を設定したとします。
だったら売上2倍にしないといけないんじゃないか、と直感的には考えますが
どうでしょうか(逆算で考えてみて下さい)。

 

利 益  40万円(だから儲けが20万円、ではなく、儲けを40万円にするために頑張ろう)
固定費  40万円(給与などの人件費30万円、その他10万円、これは変わらないな)
粗利益  80万円(目標利益40万円+固定費40万円、1本10万円の儲けだから8本売ればいけそう)
売 上 160万円(売値の半分が粗利益でしたから、粗利益80万円÷50%=160万円、20万円×8本)
変動費  80万円(仕入等10万円×8本、変動費は大体売値の半分)

 

単純に今まで6本売っていたのを、2本増やせば実現可能です。
売上2倍ならもっと儲かりますね。

 

このように、利益、固定費、粗利益、売上、変動費の目標を分けて設定することで
この試算がより現場に近づき、同じく打つ手を考えることができます。

 

この2つのポイントを押さえながら
自社の試算表(損益計算書)を書き直してみましょう。

 

今までと異なる視点でみることにより
数字と経営活動の目に見えないつながりに気づくことができるでしょう。

 

今日はここまでとなります。
最後まで読了いただきありがとうございました。
10%でも社長の経営のヒントになれば幸いです。

 

中小企業の経営ガイド
久米 章仁

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