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こんにちは!
理念実現パートナー・税理士・井上由希子
本年もよろしくお願いいたします。
今に始まった話ではないですが
昨年、毎月社長と打合せしながら一番感じたのが
新規雇用の難しさでした。
業界によっては本当に新規で人を雇うことが
難しいと実感してます。
だからこそ、
今いるメンバーと信頼関係を気づき
同じ理念やビジョンを目標にしっかり経営していく事が
改めて大切だと実感しております。
その中で長期的な視点から
ぜひ取り入れてほしいと感じる
組織づくりの1つをご紹介させて
いただきます。
毎月、全社員で月次決算書を共有し、
全員で数字を学び活かす会議
を実践しませんかという内容です。
これを言うと
月次決算書を公開する事で生じる
ハードルが頭に浮かびます。
例えばそのまま月次決算書を
共有しようとすると
社長の役員報酬がわかり
社長こんなにもらってるのか~と
不平不満が逆に生じないか?
あるいは、利益が出ているのだから
自分達の給与をもっと上げてくれないかな~
という不満にならないか?
業績不振で公開すると、
会社への不安が高まり逆に
辞めてしまわないか?
社外に経営状態が漏えいしないか?
などなど
もちろん、おっしゃる通りで
いきなり税理士さんが作成する
月次決算書を全社員に共有すると
上記のように
理由がわからない社員さん達は
不平不満や心配事を増やす
要因にもなりかねません。
そこでその前提として1社1社に
自社の状況に合わせた工夫が必要です。
どこまでを公開するか・どのタイミングで
公開するか等
確かに
会社の環境や今の自社の現状を
しっかり把握してから
公開する必要があると思います。
会社によっては、
月次決算書をそのまま公開するのではなく
ざっくり人件費として
全社員の給与・社会保険料・福利厚生費等を
合計で公開するような工夫したり
会社を継続し、次なるビジョンへの
投資するために新たなお金が必要なので
そのために利益が必要と言う理由を
社長自身がしっかり勉強して
説明できる必要もあります。
赤字の会社は、5年先の
しっかりしたビジョン・戦略を
経営計画として作成し、
不安にさせない事も必要です。
やることいっぱいやん
デメリットいっぱいあるやん!!!
社長もしっかり勉強しないといけないし
しんどいやん・めんどくさいやん
と思った社長もいらっしゃるかと
思います。
そうなんです。
公開する前の準備は結構めんどくさい
だから中小企業ではやっていない会社が
ほとんどです。
だからこそ公開して共有している会社の
強みがあります。
では、メリットは何か?
まずは、隠し事がない会社である
経営の透明性です。
会社事態への不信感が減り、信頼関係が強化します。
社長自身の気が引き締まり
無駄遣いをしない。
経費に対する意識や
利益を出す想いが強くなります。
もう1つは
個々人の業務の結果が会社の収益や
財務の安定化とどのように紐づいているかを
理解できるようになり、
社員の当事者意識が高まります。
社員目線での気づきと改善を
共有し、現場現場での
実行が早まります。
これ実はかなりの大きなメリットです。
社長1人でできる事はたかがしれています。
全員が気づき行動できれば
それだけで5年後には
『他社とは違う差別化できている会社』
になっています。
そのために社員に月次決算書の活かし方を
教育する訓練が必要かと思います。
売上だけでもない、
利益だけでもない
貸借対照表という1枚
会社の財産・負債・純資産も
共有をしていく。
では全社員と共有する前に
一番必要な事は何か?
当たり前ですが
まずは『社長がしっかり
理解している事』です。
社長が一番月次決算書を
活かして、理解しているからこそ
説得力と信頼ができます。
久米会計では
社長がしっかり勉強して
月次決算書を活かせる事を
念頭に置き、未来創りサービスを
提供しています。
まずは、
毎月、
翌月には月次決算書を作成する事
そこで、社長に手と頭を動かし
実際に自社の未来の数字を
書いてもらいます。
もちろん、貸借対照表(会社の財務状態)も
書いてもらいます。
そうすることで
社長が月次決算書を活かし
こうした方がいいと感じ
この状態になるなら
どうすればよいかを
打合せでしっかり頭を動かし、
更に数字で確認します。
これを続ければ
社長自身が社員に
しっかり説明できます。
『継続は力なり』
まずは、社長が変われば
会社が変わる‼を
実践してみてください。
1年後に自分自身が変わっている姿を描き、
取り組んでいただけばと思います。
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